むくみは、体内の余分な水分や老廃物を運ぶリンパ液の流れが滞ることや、血流の低下、塩分の摂りすぎで体内に水分を溜め込むことなどにより 起こる症状です。
リンパ液はリンパ管とリンパ節を通り、最終的に静脈に戻って循環するのですが、リンパの循環が滞ると、余分な水分や老廃物が溜まったままになり、むくみが発生します。
内転筋を刺激するエクササイズを行うことで、股関節近くにある鼠径部のリンパ節の流れが促されるのです。
鼠径部には、下半身を流れるリンパ液が集まるリンパ節があります。
脚の付け根を動かすエクササイズを行うことで、 リンパの流れを促すアプローチが可能です。
内転筋を刺激するエクササイズと合わせて、ウォーキングも行うと、よりむくみ解消に近づけます。
ウォーキングや散歩など、適度な運動を続けることで、ふくらはぎや太ももの筋力低下による血行不良を予防でき、むくみケアがしやすくなるのです。
内転筋トレーニングのためのウォーキングでは、次の4つを意識して行いましょう。
- 内ももを寄せるように意識する
- かかとから着地する
- 親指の付け根部分で地面を真後ろに蹴るようにする
- 脚を後ろに引くイメージで歩く
ウォーキングはもちろん、通勤時など普段の歩き方でも内転筋を意識すると、より効果的です。